ファスナーを少し掘下げる
バッグや洋服などで使われているファスナー(Fastener)。
辞書を引くと、動詞のfasten(固定する, 留める, 締める) + er で固定/留める/締めるもの という普通名詞。ネジや釘、ホック、クリップ、マジックテープ(固有名詞)などを含む、点や線、面で固定する留め具類を広く指すものでした。
我々日本人がイメージする「ファスナー」は、ワールドワイド的には「スライドファスナー(Slide Fastener)」になる様です。
業界ではかつて「線ファスナー」と言われていたとか。
米国ではスライドさせたときの音から名付けられた「ジッパー(Zipper)」という商標が流行って、今日では普通名詞化されるほど浸透しているそうで、シュリンク系オイルレザーを使った2作目のショルダーバッグの商品名「ジップトップショルダー」に使わせて貰いました。
日本で古くから使われている「チャック」は、巾着が語源と言われる元々はある企業の商標だったものが、こちらも国民に浸透し過ぎて普通名詞になった様です。
世界各地でそれぞれ独自の呼び名が存在している様ですので、海外に行かれる際は事前に確認されておくと役に立つかも。
最後に…
スライドファスナー(以降ファスナーと呼びます…)をザックリ分類すると、「金属ファスナ(メタルファスナー)」と「樹脂ファスナー」、樹脂製の「コイルファスナー」になるかと思います。
cavanのバッグでは、オイルレザーバッグには丈夫な金属ファスナーを、パラフィン帆布バッグと内装ポケットには布の素材感に合せてコイルファスナーを使っています。
宜しければ商品ページでチェックお願いします☟
切り取った写真の順番で…