レーヨン裏地の定番シャンタン
この秋からオイルレザーバッグの裏地に使い始めたシャンタン。
シャンタンってどこかで聞いたことあるけどなんだっけ?という方も少なくないと思います。
シャンタンは、中国山東(shantung)省の絹織物が名前の由来とされていて、たて糸に生糸、よこ糸に玉糸(たままゆからたぐりだした糸)や紬紡糸(絹糸を紡績するとき出るくずを集めたもので「ちゅうぼうし」と読む)などを使って平織りにした、グログラン(grosgrain@フランス語)調の元来は絹織物です。
たて糸が、太いよこ糸を包むような形で、横畝(不規則な横すじ)が出て程よい光沢とハリがあり、紬のような上品な風合いで高級感のある生地です。
シャンタンの素材は、絹から始まり現在では綿やポリエステルなどの化学繊維なども使われていますが、cavanのオイルレザーバッグの裏地にはレーヨンシャンタンを使っています。
レーヨン(rayon)はシルクに似た光沢と手触で人造絹糸とも言われ、木材パルプや綿セルロースが原材料の天然由来素材です。
ちなみにレーヨンの名前の由来は、ray(光線)とcottonもしくはnylonを組み合わせた造語と言うのが有力ですが、フランス語のrayonne(照射・放射)からきているという説も(レーヨンはフランス発祥)。
話は逸れましたが、レーヨンシャンタンの裏地を使ったcavanのオイルレザーバッグを是非チェックお願いします。