「バッグ」と「バック」
「バッグ」それとも「バック」?
BAGをカタカナで書くと「バッグ」か「バック」なのか迷う事ありませんか?
日本語能力試験のカタカナ語語彙表によると「バッグ」となっています。
しかしながら、インスタグラムでハッシュタグ「#バッグ」と「#バック」の投稿数を調べると、「#バッグ」の424万件に対して「#バック」は80万件と「#カバン」の52万件、「#鞄」の41万件を2倍近く上回る数で、「バック」はそれなりの地位を築いていると言えそうです(2021年10月8日のお昼頃調べ)。
ちなみに「#バック」の投稿内容はBackではなくBAGに関するものです。
BAGのカタカナ発音はバッグで慣用化されていると思いますが、バッグと言っているつもりがバックに聞こえたり、バックの方が発音しやすいなどで、バックも浸透しているのが実態かと思います。バックパックという単語も影響しているかもしれません。
カタカナ表記は、外国語を日本人が聞こえた音(日本人が発音できる音)でカナ表記したのが始まりで、日本語として浸透しているものは原音と乖離しているものが多いと思います。
BAG[bæɡ]の原音をカタカナにすると「ベーッグ」とか「ベーッ」という感じかと思いますので、もはや「バッグ」も「バック」も誤差範囲ではないかと言う気もしますね。
杓子定規には「バッグ」が正解ですが、個人的には、公けな文書を除いた日常的なコミュニケーションとしては、前後の文脈含めて意味が通じれば「バック」もありかと思います。
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