トートバッグの口の閉め方
2022年2月2日更新
❖トートバッグの口を閉じる構造は必要か否か
トートバッグのルーツは、1944年にアウトドアブランドのL.L.Beanが、キャンプなどで氷を運ぶ為に作ったキャンバス地(帆布)の四角い手提げ袋 と言うのが有力のようです。
元祖トートバッグは口が広くてザックリものが出し入れできる、口は開けっ放しが標準仕様と想像されます。
1960年代あたりから米国を中心にファッションアイテムとして流行し、その後企業のロゴが大きく入ったノベルティやエコバッグなど主に布製の手提げバッグとして多く流通する中で、2010年代の前半あたりから 、革製のトートバッグがビジネス用としての地位を築きはじめました。
cavanのオイルレザートートは、通勤など仕事で使われることをイメージしていますが、初期モデルについてはトートバッグらしさを意識して、口の部分を潔く開放したシンプルな構造にしました。
しかしながら、販売してみるとファスナーで閉じられるものの要求が予想以上に多い事が判り、情報管理の厳格化が求められる時代でもあるので、仕事用で完全開放はNGだったのかもしれません。
流行に左右されないデザインを目指していますが、セキュリティに関しては事情が違いますね...
❖新商品の方向性
仕事用を考慮した、がっつり閉めるタイプと、少しカジュアルよりなデザインには、使い勝手とシンプルさを優先して、補助的に閉めるタイプの、大きく2種類に分けて展開する事にしました。
「本革スタンダード トート」は仕事用の需要がメインと考え、ファスナーで閉じられる蓋を付けた「本革カバードトート」として2021年末より販売開始しました。
また「本革トールトート」は、カジュアル寄りと位置付けて、マグネットボタンで手軽に閉められるシンプルな仕様で2021年10月より販売開始しました。
マグネットボタンは、2021年春に販売開始した帆布ハンディートートで既に採用していますが、意図ぜず外れてしまう可能性と、荷物が多いと閉まらない点が懸念される為、少し遊び(余裕)を持たせたり、長さ調節できる仕様であったり、留め具はジャンパーホック(スナップホック)やギボシなども候補に、カジュアル路線については引き続き検討していきたいと考えています。
帆布トート2型と2wayバッグには、しっかり留められるジャンパーホック(リングバネホック) を付けて2021年秋にリニューアルしました。アンティックゴールドの両頭ホックを本体に直接、外から頭が見える様に取り付けて、クラシックスタイルを意識しています。
是非商品ページもチェックお願いします。
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