オイルレザートートの裏地
革製トートバッグの裏地は必要か否か?
シンプルに裏地無し、もしくは革の裏地を付けるか、布の裏地にするか...
素材も含めると選択肢は色々あります。
使い勝手や重さ、お値段、見栄え、耐久性など一長一短な部分もありますが、最終的には使う方の好みや考え方に因りますね。
cavanのオイルレザートートの裏地は、従来綿オックスのグレージュカラーで統一していましたが、2021年10月販売開始予定の本革トールトート(2021年モデル)より素材と色を変えることにしました。
商品が出来上がりましたら、ぜひチェックお願いします。
❖裏地の素材について
2020年の初期モデルでは天然素材への拘りから、丈夫でナチュラルな雰囲気に合う定番の「綿オックス」を使っていました。
初期モデルは、革を原厚のまま使い、制作時の皺も天然素材の味わいとした、武骨でワイルドなメンズよりな雰囲気が強かったかなという反省から、2021年モデルのレザートートでは少しきれいめで上品さを意識して「シャンタン」に変更しました。
シャンタンはハリがあって丈夫な平織り生地で、素材はレーヨンを使用しています。
紬のような風合いとほどよい光沢があって、ドレスなどにも使われる上品で高級感のある生地です。
❖裏地の色について
2021年モデル(2代目)本革トールトートの1ロット目の色は以下で進めています。
・ネイビー(写真ではブラックと見分けがつかないです)の革には同系色でトーンが違うブルーグレー。グレーが入った少し暗めなブルーですが、シャンタンは光沢があって、見る角度で微妙に色味が変わるので、実物は明るめな内装になる事を期待しています。
・ブラウンの革にはセイジ色を合わせて、ナチュラルなフォレストカラー風に。
セイジ色とは青磁器の淡い青緑色で、どちらかというと緑が強く、Pantoneでははセイジグリーンで登録されています。
・ブラックレザーには定番とも言えるボルドー。明るめなグレーと迷いましたが、明るいと汚れが目立つというご意見をいただいていたので、雰囲気を変えてメリハリのある色にしてみました。
通常生産用の生地は反(50m)単位での購入になる為、少量生産者としては共通で使える無難なベージュ系1色で統一していましたが、少しだけ材料費が高くなる事を許容して、裏地も大切にしていこうと考えて、今回初めて色を変えてみることにしました。
色の組み合わせは必要に応じて随時見直していきたいと思いますので、下記リンクよりご意見いただけると幸いです。